食と健康「こめ油」

近年、健康ブームの影響もありスーパーに並ぶ油の種類が増えましたね。油にまつわる話題で「オメガ ○」を摂りましょうなどと耳にすることがあります。これは油を構成する脂肪酸の構造上の名前です。最近人気のエゴマ油やアマニ油は「オメガ3」になります。

脂質の分類

今回は「オメガ9」こめ油の紹介です。

 

こめ油は米ぬかから作られます。クセが少ないので生食はもちろん、加熱しても酸化しにいため揚げ物にも向いている万能選手です。

 

主な成分はγ(ガンマ)-オリザノールで米ぬかに含まれる特有の成分です。悪玉コレステロールを減らす働きがありますが、僕が特に注目したのは自律神経のバランスを整えたり緊張や不安を抑える働きです。医薬品として使用されるγ-オリザノールに比べると含有量は少なくなりますが食品からという点では摂り入れやすいと思います。また更年期障害の症状を緩和させたり、冷え性の改善も期待できるため特に女性には強い味方といえそうです。

 

もう一つ注目したい成分が抗酸化作用のあるビタミンEです。活性酸素の発生により生み出される過酸化脂質を抑え、がんや生活習慣病、老化を防ぐ働きがあります。さらにビタミンEにはトコフェロールとトコトリエノールがあり、後者の方が抗酸化作用が数十倍もあるので通称スーパービタミンEといわれていて、こめ油に多く含まれています。肝臓で効果を発揮するため、肝臓が弱ってるなというときは積極的に摂りたいものです。ごはんを炊く直前に入れたり(3合に対し小さじ1弱程度)炊きあがり時に混ぜると艶とコクが増します。特に冷めた時違いが分かりやすいですよ。

 

このようにとても優秀なこめ油ですが、やはり摂りすぎは良くありません。動脈硬化やアレルギーなど様々な病気を招く可能性があるので、他の食材との兼ね合いを考えながら摂取するのが良いでしょう。

米ぬかとこめ油