健康管理「腰痛と二足歩行」

よく人間は二足歩行だから腰痛になると耳にしますが、ちょっと考えてみて下さい。

 

人間は何十万年の歴史の中で進化してきたという事、そして動物だという事。
動物が進化の過程でウィークポイントを残していたらいつ襲われるか分からないですし、いらないものはそぎ落とし、生きていくのに都合が良いように変化してきている事を考えると不自然だとは思いませんか?

 

実際にジャングルなどで狩猟生活を送っている民族の腰痛調査をしたところ、木から落ちて痛くなった等はあっても、生活の中で痛くなったという事はないそうです。二足歩行が原因で腰痛になるのであれば一生腰痛なしで過ごす人はいないはずですが、腰痛と無関係で一生を送る人がいるという事実は腰痛の原因が二足歩行ではない事を示しているのではないでしょうか。

 

ではなぜ腰痛になるのでしょうか?

最近ではストレスなどによる精神的なものや、内臓由来のものがあると言われていますが、構造的(骨や筋肉)な所からみると使い方に原因があると考えられます。

 

腰に痛みがある人を見ていると共通しているのが脊柱(背骨)や骨盤、それを取り巻く筋肉などが硬く、正しい姿勢がとれていなかったり、たとえ姿勢がとれていたとしても動きが悪かったりします。正しく使えなければどこかに無理がかかり、少しずつ負担が蓄積していずれ壊れてしまいます。そしてその結果、体の異常を知らせるサインとして痛みが出るのです。

 

ですから腰痛がある方は一度生活を見直してみる必要があると思います。長時間同じ姿勢でいる、脚を組む、偏った動作ばかりしている、長時間スマホやパソコンをしている、ウォーキング程度の運動習慣がないなど悪くなる要素は日常にあふれています。

 

メジャーリーグで活躍しているイチロー選手は他のメジャーリーガーに比べてきゃしゃですが、走塁のスピード、レーザービームと呼ばれる送球、打球の速度はメジャーリーグでもトップクラスです。そして何よりもケガをしません。あれだけ体格差がある中でどれをとっても超一流なのは体の使い方が優れているからです。

 

正しく使えば機能を最大限発揮する事が出来ます。皆さんも是非、正しく体を使ってみて下さい。腰痛のみならず全身が良くなっていくのを感じられると思います。

ヒトの進化