僕が患者さんと話をしていて体力がないですねというと、運動はしてますよと言われる事があります。一般的に体力というと動ける体力を想像される方が多いと思いますが、この場合の体力とは回復する力、環境の変化に適応する力などを指します。
動く事が出来ていても、回復力が下がってくればいずれ体調は崩れます。ほとんどは内臓の問題で、病院で検査をしても異常が無い範囲でその機能は落ちていき、やがて不定愁訴が出てきます。
患者様との会話は色々な事について考える機会を与えてくれます。今回は検診や未病、生活習慣などについて改めて考えるきっかけとなりました。
病気を早期発見するために検診に行かれているという方、多いと思います。普段自覚症状があったり不健康な生活を自覚している人ほど検査結果が出るまで落ち着かない、なんて事あるのではないでしょうか。でもひとたび「異常なし」となれば安心して今までと同じ生活を送ってしまう・・・。
けれど異常無しとは今までの生活を続けていれば大丈夫、と言っているわけではありませんよね。検診で見つけられるレベルの異常はなかったというだけで、決して今までの生活習慣に合格点を出しているわけでも健康である事を約束しているわけでもありません。
病気が早期段階で治療すれば治癒する確率が高くなる事を考えれば、検診は意味のあるものだといえますが、それで病気を克服したとしてもその後、以前と変わらない生活習慣を続けていればまた病気になってしまいます。
また先ほどお話したように、病気は突然現れたように思えるものでも数値に現れないレベルの内臓機能低下から始まり徐々に進行して発症します。近い将来発症するかもしれない、いわゆる未病状態やその前段階の可能性もあり得るのです。
検診は病気を防いでくれるものではなく、ある程度まで達したレベルの病気を見つけてくれるものですから、まずは病気にならないようにする事に最も力を注ぐべきです。
体はいつでも健康になろうと頑張ってくれています。体の声に耳を傾け、体が喜ぶ事をどんどんしてあげましょう!































































