健康管理「老化現象(老年症候群)」

若い頃はできていたことができなくなったり、やたらと疲れやすくなったり、目や耳の機能が衰えたり。年を重ねていくと身体に様々な変化が現れます。年だから仕方がない、確かにそれもありますが同じ年齢でも若々しい人、老け込んでいる人がいます。その差ってどこから来るのでしょう?

まずは老化現象について考えてみましょう。

 

老化現象は2つに分類されます。

生理的老化

遺伝などによる個体差はあるものの、病気によるものではなく加齢により誰にでも起きる変化のこと

 

【特徴】

  • 内在性→老化はプログラムされている
  • 普遍性→誰でも起こる
  • 進行性→不可逆性、戻ることはない
  • 有害性→生命維持にとって不利益

 

病的老化

生理的老化に様々な疾患や外部因子(肥満、喫煙、運動、睡眠など)がストレスとして加わり、生命維持にとって更に不利益となるもの。高血圧、動脈硬化、糖尿病などから脳疾患、心疾患、網膜症、腎不全などに至る。生理的老化に対して病的老化は可逆的で疾患などが治癒することで回復する可能性がある。

 

この分類にきっちり当てはめるのが難しい老化現象もありますが、ざっくりいうと生理的老化は個体差があるものの誰にでも起きる避けられない変化であるのに対し、病的老化は誰にでも起こるとは限らない変化です。先天的、後天的というようなイメージでしょうか。

 

すると「年だから仕方がない」と割り切る部分が生理的老化だと考えられ、一方の病的老化は、病気になるような生活を送ることによってもたらされるものですから、発症前であってもその人の印象(例えば姿勢や肌ツヤなど)はその生活に見合ったものになるでしょう。同じ年齢でも若々しい人、老け込んでいる人の差はこの部分にありそうです。

 

結局のところ生活習慣がポイントとなるわけですが、良質の食事や睡眠、自分に合った運動など基本的な部分に加え、気持ちの持ち方や考え方、社会との関わり方なども含め、あらゆる角度から自分にとって病的老化の要因になっているもの、なりうるものが何かを考えてみることが大事だと思います。

 

悪い生活習慣は「①老化を加速させ、②病気を招き、③若々しさを遠ざけ」る。

カッコ内①②③、どれを入れ替えても成立します。

年だから、と何事においても諦めモードになっている方がいらっしゃれば、こういった関係性についても考えてみてはいかがでしょうか。